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以前、僕は深い雪に閉ざされた街に住んでいました。そこで僕は、春にはすでに冬を想い、夏はほんのわずかな太陽の恵みを受け、秋には冷たい風にさらされ、そしてとうとう冬がやってくると、雪は僕の心まで白く染め抜いていくのでした。そんな中、夜だけは僕のものだったのです。峰から峰へと静かに吹きわたっていく風のさらに上空に、僕はさまざまな色にきらめく星の群れを見つけていました。